Notice

2023年度
健康保険組合 決算概要

○収入は、報酬増の一方で被保険者数の減少により、対前年で▲9億円減少しました。

○支出は、医療費がインフルエンザ等の呼吸器疾患増加や高齢化等による医療費増の一方で、新型コロナ医療費のピークアウト等により、対前年で▲1億円減少しました。

○「65歳以上の医療費をまかなうための国への納付金等」は、過年度調整による負担減により、対前年で▲1億円減少しました。高齢者医療に関する重い負担は今後も継続すると見込まれます。

○結果、2023年度の実質収支は対前年で▲7億円悪化し、▲21億円の赤字となりました。この単年度赤字には組合財産を取り崩して対応しますが、期末財産は十分な水準を維持しています。

  • 医療費総額・前年度比

    医療費総額は対前年で99.1%に減少。
    一人当たり医療費は、高齢化による疾患罹患率増、疾病予防・重症化防止に向けた健診受診勧奨強化等により、2023年度も増加傾向が継続。

  • 一人当たり医療費・前年度比

     

  • 納付金等(調整後)の推移

    国に納める納付金等の総額は、近年は安定的に推移。ただし、一人当たり納付金等は増加傾向。今後は、高齢化・少子化に伴う負担が更に増加見込み。

    ①前期高齢者の医療費を現役世代が支える前期高齢者納付金に「報酬調整(1/3総報酬割)」を2024年度から導入。

    ②少子化対策の一環で、子ども・子育て支援金制度が2026年度から導入予定。

★2024年度は保険料率引き上げにより実質収支は黒字化する予定ですが、上記のような医療費増加・納付金等の増加により、引き続き厳しい健保財政状況が見込まれます。

★被保険者の皆様には、医療費の適正化へのご協力(薬のもらいすぎ、重複・頻回受診の回避等)をお願いします!

2023年度の決算内訳(一般勘定)

一般勘定決算の特徴

①被保険者数は、対予算で月平均▲973名減少、対前年では▲2,587名の減少となりました。

②保険料収入は、報酬増による平均標準報酬月額の増加の一方、被保険者数の減少により、対前年で▲8.7億円の減少となりました。

③保険給付費は、インフルエンザ等の呼吸器疾患増加、高齢化等に伴う生活習慣病等の罹患率増加の一方で、新型コロナ医療費のピークアウト、被保険者数減少により、対前年で▲1.5億円減少(対前年99.1%)となりました。ただし、一人当たり医療費は引き続き増加しています。

④納付金等は、過年度調整による負担減により、85億円と対前年で▲0.8億円の減少となりました。

⑤保健事業費は、被保険者数の減少等により、対前年で▲0.3億円の減少となりました。

⑥結果として、正味収支は▲21億円の赤字となりました。この単年度赤字には組合財産を取り崩して対応し、期末財産は十分な水準を維持しています。

⑦2024年度は料率引き上げにより正味収支は黒字化する見込みですが、今後も医療費増加が続く場合、納付金等の負担増も見込まれることから、状況によっては2027年度から再び正味収支が赤字化し、2028年度~2029年度には料率引き上げの検討が必要となる状況です。

2023年度の決算内訳(介護勘定)

介護保険決算の特徴

①介護保険料収入は、報酬増の一方で、保険料負担者数が減少したことにより、対前年で▲0.9億円の減少となりました。

②介護納付金は、総報酬割移行に伴う負担増の一方で、過年度調整により増加幅が縮小したため、対前年で▲1.6億円の減少となりました。

③結果として、正味収支は1.2億円の黒字となりました。

④現在の介護保険料率で保険料収入を横ばいと見込むと、介護納付金の増加により、正味収支は2025年度に再び赤字に転じ、2026年度には介護保険料率の引上げが見込まれる状況です。

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