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げんきくん(41)

  • 寒暖差疲労にご用心!

    春になり「やっと過ごしやすくなる!」と思いきや、「朝からだるい」「疲れが抜けない」「気分が沈みがち」と感じていませんか? 実はそれ、「寒暖差疲労」かもしれません。昼と夜の気温差が10℃を超えるような日が続くと、体の調整機能が追いつかず、知らないうちに自律神経が疲れてしまうのです。
    私たちの体は、外の気温が変わっても体温を一定に保つようにできています。その働きを担うのが「自律神経」です。活動時に働く交感神経と、休息時に働く副交感神経がバランスをとることで、体調や血流、内臓の働きが保たれています。春先のように寒暖差が大きい日が続くと、この切り替えが「大きく・頻繁に」行われることになり、自律神経が“過労状態”に陥ります。その結果、血流が悪くなって頭痛や肩こり・手足の冷えが起こり、血圧や体温の調整もうまくいかず倦怠感や眠気・集中力の低下が生じます。また、自律神経は脳の「視床下部」という場所にあり、感情を司る「大脳辺縁系」ともつながっているため、イライラや気分の落ち込みなどメンタル面の不調にもつながります。
    では、どうすれば防げるのでしょうか。ポイントは「自律神経を疲れさせない生活リズム」です。まずは服装の工夫です。薄手の重ね着でこまめに温度調整をし、首・手首・足首(いわゆる「三首」)を冷やさないようにしましょう。入浴はぬるめのお湯にゆっくり浸かるとリラックス効果が得られます。睡眠は時間だけでなくリズムも大切です。平日・休日ともに就寝・起床の時刻をなるべく一定にし、就寝前はスマートフォンの使用を控えるとよいでしょう。食事では、朝食を抜かず、タンパク質とビタミンB 群を積極的に摂ると神経の働きが整います。春野菜や果物など旬の食材もおすすめです。軽い運動やストレッチも血流を促し、自律神経を整える助けになります。
    春は新しい環境や人間関係の変化が多く、心身がストレスを受けやすい季節です。生活リズムと自律神経を整え、体も心も健康に過ごしましょう。
    (文章:健康増進室 産業医 賀川拓哉 まんが:松下哲大)

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